相手が心を開いている状態、信頼感や安心感があり打ち解けた状態のことを、ラポールと言います。
「ラポールを築く」とは、「信頼関係を築く」と同じ意味です。
「ラポール=信頼関係」と解釈してもOKです。
女性とうまく話せない人は、ラポールを築くのが下手くそなのです。
ラポールをうまく築けるようになれば、色んな人とコミュニケーションを取るのが上手になります。
ラポールを築く力は、テクニックでいくらでも上げることができます。
今回はラポールを築く方法を解説します。
⇒【女性と会話するときのコツ】
目次
ラポールとは
ラポールとはもともと心理学の用語です。
心理カウンセラーと患者との信頼関係、心の距離をラポールと言います。
ラポールは実際僕らの日常の中にも存在します。
お互いのことをよく知っていて、一緒に合って心地がいい関係はラポールが形成できている証です。
逆に会ったばかりでお互いあまり知らず、ぎこちない会話が続く状態は、ラポールが形成できていません。
ラポールを早く構築するための方法は存在します。
コミュ力の高い人は、自然とそのテクニックがうまくできている可能性が高いです。
ラポールを形成するテクニック
ペーシング
ペーシングは、相手のペースに合わせて会話を進めることです。
合わせるべきは、言葉、呼吸、感情の3点です。
言葉遣いを合わせる
言葉遣いはなるべく相手に近いものにします。
例えば5歳児を相手にした時、カタカナ文字が並んだ話し方はしないと思います。
相手から理解を得るために、より相手に近い言語を選びます。
ギャルと話すのであれば、よりギャルに近い言葉を選びましょう。
呼吸を合わせる
呼吸を合わせるとは、相手の会話ペースに合わせるということです。
相手がゆっくり話す人なら、こちらもゆっくり話します。
相手がゆっくり話しているのに、自分は早く喋ると、相手とのペースは一致しません。
向こうが意識せずとも、無意識でこちらを拒絶する反応が出ます。
感情
感情を合わせるとは、相手の感情に共感する、想像して一緒に味わうということです。
女性が相手の場合、感情の共感は特に大事です。
適当に共感しているセリフを投げるのではなく、実際同じ気持ちになることで、よりラポールが形成されます。
ミラーリング
ミラーリングは文字通り、鏡になることです。
鏡のように相手の動作を真似します。
相手が水を飲んだタイミングで、こちらも水を飲みます。
相手が足を組んでるならこちらも組みます。
相手が前かがみなら、こちらも前傾姿勢になります。
コツは少し遅れて真似することです。
あからさまに真似すると相手に気づかれて気持ち悪い人になります。
さりげなく適度にさらっと真似するのが一番です。
ラポールは非言語、無意識に訴えるコミュニケーションです。
ラポールが形成されると、そのうち相手がこちらのミラーリングをするようにないます。
不思議ですが、マジでそうなります。
バックトラック
バックトラックとは日本語で「オウム返し」のことです。
相手が言ったことをそのまま繰り返して質問します。

男「最近どこかいった?」
女「ディズニーに行ったよ!めっちゃ人いた!」
男「へえ〜めっちゃ人いたんだ」(バックトラック)
女「そうそう!〇〇が行列でさ〜」
相手が言った語尾をそのまま質問にするのがベターです。
バックトラッキングを使うだけで一生会話が続きます。
不思議ですが、相手がペラペラ話し続けるのです。
バックトラックの効能は、「あなたの話を聞いていますよ」というメッセージにあります。
単なる相槌だけでなく、内容を繰り返すことで、話し手には安心感が生まれます。
語尾を繰り返すだけでなく、内容を要約して聞き直すのもありです。
目的は「あなたの話を聞いています」というメッセージを伝えることです。
イエスセット
イエスセットは、相手が「はい」という質問を繰り返し、ラポールを築く方法です。
人間は否定よりも肯定で答える相手を好きになります。
「違う!そうじゃない!」より「この人わかってくれている」に安心感を覚えるからです。
目に見える当たり前のことを質問するのがコツです。
(ビールを飲んでいる子に対して)
「ビール好きなの?」
「お酒はちょいちょい飲むんだね」
「仕事終わりに飲むと美味しいよね」
「もう酔ってるね」
「今度飲みに行こう。LINE交換しようか」←オチ
「はい」を繰り返すことで、ラポールが構築され、相手から「はい」を引き出しやすくなります。
自分が狙うオチで「はい」を引き出すためのテクニックとしても使えます。
キャリブレーション
キャリブレーションは相手の感情を推測することです。
キャリブレーションの本来の意味は、「調整する」「目盛りを合わせる」にあります。
心理学用語のキャリブレーションは、「相手の感情を推測して、こちらが相手に合わせて調整していくこと」です。

判断の材料となるのは、非言語です。
相手の非言語、表情や仕草から気持ちを読み取ります。
口では「元気だよ」「楽しいよ」と言っていても、ほんとは悲しい気持ちを隠していたりすることは多々あります。
恋愛上手な人は、非言語から相手を読み取るのが上手です。
よく相手を観察しましょう。
会話をしているうちに、組んでいた腕がとけたら、それはあなたに心を開いた証かもしれません。
キャリブレーションの難しいところは、人によって特徴が違うということです。
顔が笑ってなくても楽しさを感じる人はいますし、笑うのが上手なだけで、実際は悲しい気持ちで口数が減る人もいます。
目の前の相手を観察して、変化はないかに敏感になりましょう。
こちらが好き放題な態度を取っていては、ラポールを築くことはできません。
コールドリーディング
コールドリーディングは、相手をリード(lead)していく方法です。
情報が少ない状態冷えた状態(cold)から、断定的に相手を推測していきます。
少しイエスセットと近いところもあります。
「お酒好きでしょ?」
「結構ストレス溜め込んじゃうタイプだね」
「旅行とか好きそう」
相手をリードしていくのです。
人は自分のことを当ててくれると嬉しいものです。
「この人、私のことをわかってくれている!」
ラポール形成にグンと近くなります。
オススメは、誰にでも当てはまることを言うやり方です。
「明るく振舞ってるけど、実は深く考えてるよね」
「結構きさくな感じだけど、ほんとは相手に気を遣ってるよね」
「軽く見えて、頑張り屋さんでしょ」
これらは誰にでも当てはまります。
だって誰でも考えることはあるし、人に気を遣うことはあるからです。笑
でもこういう言い方をすることで、「この人、なんでわかってくれるの!?」と相手と一気に信頼を深めることができます。
占い師と同じやり方です。
⇒【童貞はスライムを倒せ!】
テクニックを難しく考える必要はない
テクニックをたくさん紹介してきました。
正直言うと、これらをいきなり全部実践するのは無理です。
ガチガチのロボットみたいになります。
普通に会話できなくなるだけです。
まずは頭の片隅に置いておくだけでOK。
女の子と話すのに慣れることが先です。
大事なのは「相手と会話する」ということ。
結局これらのテクニックは、これに尽きます。
会話が苦手な人は、相手を見てません。
自分が何を話そうかばかり考えています。
相手を観察して会話することが大事です。
相手は何を考えているか。
どんな気持ちか。
相手は何が好きなのか。
会話が苦手な人は観察が足りないです。
相手を見れば、自然と会話は成り立ちます。
初心者は相手と共感することから始める
テクニックを全てまとめると、「相手と共感すること」、これに尽きます。
女の子と話すのに慣れていない方は、まずは女性に共感することから始めてください。
話している女性の、その場面の気持ちになって、一緒に頷いてあげる。
「それは嬉しいよね!」
「とても悲しいじゃん…」
「そんなハッピーなことあんまりないよ!」
共感だけでも女性との会話はかなりうまくいきます。
共感、そして相手を観察して話をしっかり聞くこと。
ぜひ頑張ってください。
僕も場数を踏むうちに上手くなっていきました。
会話も所詮スポーツと同じです。
回数が足りないうちは誰でも下手くそで当たり前なのです。
⇒【非モテコミットを治す方法】